逃げる猫
今日も逃げる。
僕の姿、いや、人の姿を見ると一目散に逃げていく。
いつも近所をうろつく野良猫だ。
この間、その中の一匹が車にひかれて死んだ。
ある日、僕は狭い道を走り抜ける軽トラックを『危ないなぁ』と思いながら見ていた。
すると車が通り過ぎた後を猫が一匹、それこそ『のた打ち回って』いたのだ。
のたうちまわって溝に落ちてしまった猫はしばらくするとその激しい動きを止めた。
そう、死んでしまったのだ。
溝を流れる水は見る見るうちに赤く染まっていった。
猫がひかれたとしても、すぐに死んでしまうなんて思っていなかったた僕はその場に立ち尽くした。
まさか自分の目の前でこんな事が起こるなんて・・・
すぐに時間は動き出して、ひいたと思われる運転手が走って戻ってきた。
僕は町内の顔役でもある父を呼ぶと、父はどう対処するのがいいのかを運転手に話し始めた。
運転手は自分で処分すると言う。
どこからか黒いゴミ袋を持ち出し、無残な姿に変わり果て息絶えている猫を運転手は無言のまま納めた。
「いやなものを見た・・・」
僕はの光景を鮮明に残したまま、その場を後にした。
今も猫を見るとそのときの光景が蘇る。
ちなみに、近所にはその野良猫に餌をやり続けている無責任な人がいることも付け加えておく。
僕の姿、いや、人の姿を見ると一目散に逃げていく。
いつも近所をうろつく野良猫だ。
この間、その中の一匹が車にひかれて死んだ。
ある日、僕は狭い道を走り抜ける軽トラックを『危ないなぁ』と思いながら見ていた。
すると車が通り過ぎた後を猫が一匹、それこそ『のた打ち回って』いたのだ。
のたうちまわって溝に落ちてしまった猫はしばらくするとその激しい動きを止めた。
そう、死んでしまったのだ。
溝を流れる水は見る見るうちに赤く染まっていった。
猫がひかれたとしても、すぐに死んでしまうなんて思っていなかったた僕はその場に立ち尽くした。
まさか自分の目の前でこんな事が起こるなんて・・・
すぐに時間は動き出して、ひいたと思われる運転手が走って戻ってきた。
僕は町内の顔役でもある父を呼ぶと、父はどう対処するのがいいのかを運転手に話し始めた。
運転手は自分で処分すると言う。
どこからか黒いゴミ袋を持ち出し、無残な姿に変わり果て息絶えている猫を運転手は無言のまま納めた。
「いやなものを見た・・・」
僕はの光景を鮮明に残したまま、その場を後にした。
今も猫を見るとそのときの光景が蘇る。
ちなみに、近所にはその野良猫に餌をやり続けている無責任な人がいることも付け加えておく。
by 44nara
| 2008-03-06 14:37
| 散歩写真